雑記置き場

頭悪悪おじさんの備忘録みたいなやつ

【FF14】漆黒を迎えてからの学者について思う事

まず大前提として、この記事は学者がクソゲーであるという旨ではなく「学者の面白さはどこにあるのか(あったのか」について書いていくものであるという事を前提に読んでください。

 

まず先に、学者が紅蓮から漆黒、また漆黒においても現在(5.1時点)まででどのように変わったかを軽く説明。

紅蓮漆黒

 ・鼓舞仕様変更

   クリ時バリア2倍鼓舞と同等倍率のバリアを別バフとして付与(激励

   展開戦術では鼓舞の方だけ広げるのでクリ対象以外へのバリア量は弱体している

 ・フェアリー関連仕様変更

   フェイコヴナント/フェイイルミネーション統合(1アビで両方分の効果に

   妖精が味方の回復を始めるラインが緩和(2,3割も減ってれば回復するように

   エオス/セレネの差は見た目のみに(実質的なセレネ削除

 ・攻撃スキル削減

   DoTは1つに

   ↑に伴って範囲スキル実装(破陣法

 

主にはこの辺りが目立った修正内容。正直学者を「楽しい」と使ったことが一度でもある人ならここまでで「あぁ…」とは思ってくれると思う。

 

では次に変更されたことによる学者の変化についてだが、端的に言うと「バリアが主体」から「バリアがおまけ」になったというのが分かりやすい。

全体的にバリアが貼れなくなった代わりにヒール能力を向上させてもらっているので(士気などは回復量が上方されていたり、陣にHoT機能が付いたり)以前より回復そのものを行う能力が向上している為の変化である。

要するに「軽減できるダメージは減ったが、その分戻せるようになった」というのが紅蓮から漆黒での変化という事になる。

 

で、ここからが本題なのだがこの「軽減能力DOWN・ヒール力UP」にこそ学者の面白さが大きくかかわっている。

そもそも従来の学者とは「操作量・操作難易度が高い代わりに持っている多数の軽減手段で時には大ダメージを極小に、時には長いスパンで軽減を貼り続け相方の負担を軽減」するというのが基本的な考え方であった。安全マージンを必要に応じて変化させるのが仕事という事。

しかし今の学者にはマージンを大きくとる手段はほぼなく、まず大前提として「薄くなったバリアを要点でしっかり使い死なせない。その上で戻す段階での負担を一緒にヒールする事で減らす」というのが基本的な考え方になった。最低限死なせない、そして戻すのが仕事になった。

このゲームにおいて多くのユーザーはTLを丸暗記などしていないし、確かに予防的に動くには先回りが必要なのでヒールを肩代わりするという方向の方が有効に働く機会が多い。

運営の主張、というか方針は見ている形では「操作が込み入らず、それでいてやりこみも行える」ような形にしたいのだと思う。実際今の学者はコンテンツで始終の流れを把握し突き詰める事こそが自身の余裕を作り仕事の幅を広げているので成功ともいえる。

 

しかし、ゲームとして成立している学者を今私は「面白くない」と感じている。白との仕事の配役もわるくなく、占星術との差別化をしたうえでの存在意義もあるので絶対的に今までで良い環境だとは思うのだが「面白くない」のだ。

 

面白くない部分、特に奪われたもののせいで起きていることとしては以下二つが目立つ。

まず第一に、死なせないだけならHPがあればそもそも成立する事が多い。特に今のバリア量では。

最速攻略、1周目とか2週目とかでILギリギリの段階であれば重要さを再確認できるほど面白かったがHPに余裕が出来ればできる程存在価値を見失う。死なないのであればそもそもヒール力で勝るピュアヒーラーで良いし(極論ではあるが)、バリアするにしてもHPで事足りているのであれば占星術でバフをかけた方が仕事として有意義まである。

そして第二に、今ヒール力もDPSも白に負けてる。勝ったからなんだとも思うかもしれないが、そもそもヒーラーは全体的にDPSを奪われている(特に学者はDoTを二つ奪われている)はずなのに白はヒラでは頭一つ抜きんでているし、その上でほぼピュアヒラみたいな仕事をさせられているなら白の方が楽しいのではないか。

 

まあ正直ゴリラ白に当てられることが多い昨今の白への偏見が入っていないかと言えばまずそんなことはあり得ないので絶対に私怨が入ってはいるが、それを抜きにしても紅蓮以前の学者の面白さを知ってしまっているとどうしても今の学者が辛い。どう面白がればいいのだと思ってしまう。

 

せめてミゼリを…ミゼリレベルの物を学占にも…あと後生だから展開戦術で激励も広げさせてほしい…